社会人として長年働いていると、「転職しようかな」と考えることが何度かあるはずです。
実際に40代、50代と働き続ける中で1~2回の転職をする人は珍しくありません。
しかし、ある程度の割合で「何度も転職を繰り返す人」がいるのも事実です。
「転職回数が多かったらもう人生終わりじゃん」
そんなことを言う人もいるほどです。
実際のところはどうなのでしょうか?
そして転職回数が多くても人生は挽回できるのでしょうか?
この記事では、そんな「転職回数の多さを挽回するポイント」について解説していきたいと思います。
Contents
転職回数が多くても人生終わりではない!
結論から先に言えば、転職回数が多かったとしても人生は終わりではありません。
たとえば30代の人の平均転職回数は1~2回程度ですが、中には3回、4回と転職を繰り返している人もいます。
基本的には3回以上から「転職回数が多い」という印象があるようです。
確かに転職活動で面接をしてもらった企業の担当者から転職回数を指摘される可能性はありますし、その点がマイナス評価となるケースもあります。
しかし、それだけで落とされるケースは稀で、第一印象や持っているスキルなどを含めたトータルで判断されることがほとんどであるため、決して人生終わりではないのです。
転職回数が多い人の中にも大企業へ転職し重要な役職に就いている人もいます。
転職回数の多さを挽回するポイント
それでは。ここからは転職回数の多さを挽回するポイントをいくつか挙げていきましょう。
実際に転職回数が多い人は参考にしてみましょう。
ポイント①「確かなスキル」を身につける
前述した通り、転職回数が多いことはマイナス評価になることは間違いありません。
面接ではそのマイナスポイントを覆し、ポジティブな印象を企業側に与えなければなりません。
そのための分かりやすい強みが「スキル」です。
転職しようとしている業種の資格やスキルを有しているだけで確実に+評価となりますが、その資格やスキルがレベルの高いものであればより評価に繋がるはずです。
履歴書では、資格の取得年月を記載する項目があります。
「転職回数も多くなりこのままではまずいと感じスキルUPを目指し、取得するに至りました」と正直に言えば、キャリアを前進させようとしている情熱が伝わり好印象となることでしょう。
ポイント②転職エージェントを活用する
転職活動は基本的に1人で行うものというイメージがありましたが、近年ではだいぶイメージが変わりつつあります。
より良い転職をしたい人は、プロのエージェントが転職活動をフォローしてくれる「転職エージェント」を利用しているのです。
プロのエージェントは、履歴書の書き方から面接対策までしっかりアドバイスしてくれます。
履歴書や面接で転職回数が多いマイナスポイントをカバーすることができるため、転職を成功させる可能性を高められるのです。
ポイント③適応能力の高さをアピールする
転職回数が多いことは100%マイナスなことなのでしょうか?
確かに1つの企業に対する貢献度は勤続年数が短いわけですから低くなるのは当然です。
しかし、「柔軟性」や「適応能力」に関しては、転職回数が多いからこそ高まるといえるでしょう。
社会に出て1つの企業で長年働き続けている人に多く見られるのが、自社の常識が染みついてしまい一般社会とズレることです。
転職回数が多い人は様々な経験をしてきているため、一般的な感覚を理解した上で仕事を進めることができます。
この「柔軟性」や「適応能力」が長所であることをアピールしながら、「今後は腰を据えて仕事をしていく覚悟があります」と決意を述べれば、転職回数の多さによるマイナスポイントを挽回できるでしょう。
転職回数の多さを気にせず転職活動をしよう
最も良くないのは、「これ以上転職するとキャリアが汚れすぎてしまう」と転職をためらうことです。
これが昭和や平成であれば話は別ですが、令和という時代においては昔ほどマイナス要因とはなりません。
転職エージェントを活用してステップアップ転職する人が多くなっている現代では、むしろ転職をまったくしない方がリスクが高いといえるかもしれません。
資格の取得やスキルアップを積極的に行い、重宝される人材を目指しながら、転職エージェントに登録してチャンスをうかがうようなスタンスが最も成功するスタンスであるといえるかもしれません。
まとめ
今回は、「転職回数の多さを挽回するポイント」について解説してきました。
転職回数の多さは、その理由に関わらずマイナスポイントであるのは確かです。
しかし、それで人生が終わりということは決してなく、柔軟性や適応能力は逆に転職回数が多いからこそ高まるものであるといえます。
また、現代では資格やスキルを活かして積極的にステップアップ転職を行う人も多いので、転職に対するネガティブなイメージは薄らいでいます。
ぜひここで挙げた挽回するポイントを意識しながら、転職活動を行いましょう。